あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
イッテンヨン・イッテンゴが終わったところで、2020年のマット界の動きを大胆(?)予想をしたいと思います。
男子:年末年始にかけて団体の垣根が溶け始めた!2020年は脱鎖国の団体越境時代に!
年末年始は各団体ともに(インフルエンザと戦いながらも)多くのビッグマッチが行われました。
そこで多くのファンが驚いたのが他団体選手の参戦・連携だったと思います。
一部の例を紹介します。
・#STRONGHEARTS がDDTユニットと業務提携を発表
・ドラゴンゲートYAMATOらTRIBE VANGUARDが全日本プロレスに初登場
などなど。
大晦日のオールスタープロレスの話題を除いたとしても盛りだくさんです。
全日本プロレス・NOAH・DDT・ドラゴンゲート・WRESTLE-1・#STRONGHEARTS
といった業界大手の団体・ユニットが垣根を超えてマット界を盛り上げる機運が高まっています。
一方で業界1位の新日本プロレスがさらに勢いづき、2位との差は売上高ベースで10倍以上という噂もあるほどダントツの存在となっています。
新日本プロレスの1強ではマット界の厚み・盛り上がりが足りないと考えた他大手団体が徒党を組む形になっていくと予想されます。
女子:揺れ動く女子プロレス界!2020年はさらに女子プロレスの存在が重要に!
長年マット界は男子が話題の中心でした。特に全日本女子プロレス崩壊後は長い期間そうであったと思います。しかし、昨年から少しずつ女子プロレスの話題が大きくなってきたと思います。
今年はさらに女子プロレスがマット界での存在感が大きくなっていき動きも活発になるのではないでしょうか。
台風の目は、この2つだと思います。
1つはこちらも男子と同じくブシロードです。女子団体1位だったスターダムを買収し、売上規模を3倍にすると意気込み、CM・海外イベント・新日本プロレスドーム大会参戦など目まぐるしくプロモーション戦略を打っています。
2つめは、マーベラス代表であり女子プロレスのレジェンド長与千種選手の動きです。年末に自身のマーベラスを退団し、女子プロレス団体を統一するという趣旨のツイートもしています。
噂によると長与千種選手がブシロードの木谷さんに他の女子団体も含めてブシロード傘下に収めることで、改めて全日本女子プロレスのように業界の統一を直訴したという話もあります(真偽不明)。
また、スターダムからWWEに流出してしまった紫雷イオ選手やカイリ・セイン選手を多額の報酬を提示して呼び戻そうとしている話もあります。
長与千種さんの団体統一直訴の真偽は不明ですが、スターダムが女子団体版の新日本プロレスのように圧倒的な1位を目指して様々な仕掛けをしていくことは間違いなさそうです。またサイバーエージェント傘下のDDTブランドの東京女子プロレスもスターダムの独走を指を加えて待っているとは思えません。
WWEでも女子選手の活躍が目立つようになってきましたが、日本でも女子プロレスの動きは2020年目が離せません。
2020年は男子も女子も脱鎖国!団体だけでなく国も。
新日本プロレスやスターダムはオールスター戦などの祭りを除いてはブシロードグループ内での鎖国は続けるかもしれませんが、それ以外の大手団体は、ここ数年トレンドになっていた鎖国体制が大きく変わる可能性がありそうです。
また、米国マット界の台風の目となりつつあるAEWも立ち上げから1年経ち、団体としての実力が試されるフェーズになってきました。ケニー・オメガ選手のDDT参戦や、クリス・ジェリコ選手の新日本プロレス参戦など、日本の団体とも限定的な繋がりは示していますが、この連携が2020年どこまで進むのか、国を超えた動きにも注目です。
また中国からカンボジアに拠点を移したCIMA選手率いるOWEを中心としたアジア系プロレスの躍進もどこまで進むのかも個人的には気になっています。