アントニオ猪木

アントニオ猪木が語る『反社会組織』について ー「そういう人は馬場さんに付いた」ー


アントニオ猪木さんがYoutuberになるという令和感満載の出来事が起こりました。

記念すべき初回放送のタイトルでは「3バカトリオ(闘魂三銃士)」となっているため、橋本さん・武藤さん・蝶野さんのことについて語っているのかと思いきや、番組自体は色々な話題のアラカルトになっています。

見どころは「猪木が語る反社会組織」

アラカルトの話題でも特に見どころは中盤で語られる「反社会組織」についてです。

プロレス業界とやはり近いイメージが拭えない反社会組織について猪木さんが公式に語るのはなかなか貴重であり、ネット動画ならではの醍醐味かもしれません。

冒頭で「俺はそういう人たちをアレするつもりはないけど・・・」とアレなアレをアレした上で語り始めました。

日本のプロレス文化の礎を作った山口組

力道山が立ち上げた日本プロレスが、山口組の3代目組長である田岡氏が社長を務める神戸芸能社の仕切りで興行をしていたことは、プロレス好きなら知っている方も多いかもしれません。

当時はいまよりも裏稼業の方との繋がりや線引は曖昧であったと思いますが、今でいう反社会組織がプロレスの興行を行っており、そういう方がいなければ今のプロレス文化の礎が築かれなかったのは事実だと思います。

映画『仁義なき戦い』の中でも力道山をモデルとしたと考えられるレスラーが、会場の控室で主人公にビール瓶で殴られるシーンが描かれています。それほど密接な関係だったと思われます。

「そういう人たちは馬場さんに付いた。おれは監禁されたが青少年のために繋がらなかった。」

日本のプロレスは反社会組織と近い環境でスタートしたわけですが、日本プロレスと袂を断った猪木さんは「そういう人たち」とも関係を断ったと動画内で断言しています(知り合いはいる)。

実際に、猪木さんは日本プロレスから離れるときに「そういう人たち」と考えられる人に監禁されており、猪木さんと対立する形となったジャイアント馬場さん側に「そういう人たち」が加勢したと語っています。

その後、上場企業であるユークスやブシロードのグループ会社となった新日本プロレスは、このときに反社会的勢力と繋がらなかったことが、結果的にプラスになったのかもしれません。

「反社会」より怖い「裏社会」

「反社会」と繋がらなかったことが結果的に上場企業への道に繋がったことは事実かもしれませんが、「反社会」よりも怖い・闇が深いものとして「裏社会」の話をして猪木さんは締めくくっています。

世の中にはわかりやすい善悪はなく、視点を変えれば実は正義と見える側が不都合なことを隠すために、悪を作っているケースもあるのかもしれません。プロレスにも通じる世界観です。