SpeakingOut問題

密告も頂いたこともある弱小プロレスメディアが考える#SpeakingOut問題とプロレス健全化への願い


イギリスから始まった「#SpeakingOut」というハッシュタグをつけて、プロレスラーやプロレス関係者から受けたセクハラ・パワハラを告発する運動が、欧米中に広がっています。運動の詳細は下記の記事を参照してください。

弱小プロレスメディアにも声にならない声が届くことも

今回の騒動を目にして思い出したことは、このように弱小ながらもプロレスメディアを運営していると、プロレスファンの方から、今回の#SpeakingOutに近いような内容の情報を頂くことがある/あったことです。

未成年の女性のファンや、その友人などから、場合によってはLINE等のメッセージアプリの画面キャプチャ付きで情報を頂く場合もございます。

ただ、力不足故に、その情報をきちんと調査・取材をして、真偽を確かめた上で確定情報としてお伝えできるほどのパワーがないことや、万が一名前を掲載したレスラーやその団体の方と訴訟等に発展した際の支えもないことで、どの情報も掲載には至っておりません。

#SpeakingOut運動の記事のようにムーブメントの中で、これらの選手の名前が、このような形で上がっていると一つの情報としてお伝えすることはできても、このメディアとして独自に告発内容を取り上げ、特定の選手に問題提起するに至れない実情がございます。

週刊誌では取り上げることもできない多くの告発

上記のような実情から、後ろ盾やそのあたりの経験が豊富な週刊誌の知り合いに、内容は伏せつつ相談したこともあります。ただ、結果は掲載NGでした。

理由は、週刊誌としても真偽を確かめるために取材や調査に時間もお金も浪費するため、報じた際に反響がある程度あるようなネームバリューが必要なためです。

ここでいうネームバリューは、一般週刊誌の読者、言い換えるとプロレスファンではない人でも聞いたことのあるようなトップ団体のトップレスラーでない限りは、そのような内容を報じることは難しいということです。

つまり、トップofトップのレスラー以外の告発内容は週刊誌でも取り上げることは難しく、またこのような弱小メディアでも上記のような力不足が理由で取り上げづらいと言えます。

今回の#SpeakingOutは声にならない声の爆発。しかし危険も。

メディアが報じないならば自らSNSで発信するという手段もありますが、それも難しいと思います。

被害を受けたファンや関係者が自ら声を上げづらかった理由は、「好きな団体の迷惑をかけたくない」「そのレスラーのファンからいじめられるかもしれない」「プロレス自体は好きだからどうしていいかわからない」という心情から躊躇していたからだと思います。しかし、今回のムーブメントによって、声を出しやすくなったのだと思います。

ただ、このようなムーブメントまで大きくなると、真偽不明の情報も飛び交う危険はあります。

団体としては、処分をするまでに十分に調査をする必要がありますし、場合によっては警察や弁護士も巻き込んで調査しないと真偽にたどり着けないものもあるのではないかと思います。

99%以上のレスラーは健全。ほんの少しの闇で業界のイメージダウンは避けたい。

ユーザーから頂いた告発内容を掲載できなかったのは上記のような理由に加えて、ほんの少しの闇で業界全体のイメージダウンは避けたいという思いもありました。

99%以上レスラーは、真剣にプロレスに取り組んでおり、真剣にファンと向き合っていると思います。そのため、今回のような騒動とは無縁の方がほぼ全員です。

しかし、まだまだプロレス業界が他のスポーツと比べて規模が小さいため、プロレスラー1人の不祥事で、プロレス業界全体がイメージダウンとなり、場合によってはスポンサーを失ってしまうようなことになりかねません。

今回のこの記事も掲載するか悩みましたが、レスラーの方も場合によってはファンの方も節度をもって交流を行わないと、このような弱小メディアにまで情報が届くことがあることをお伝えし、ごくごく一部の方にそのメッセージが伝わればと思いました。

今後も基本的には明るいプロレス業界のニュースをお伝えし、隅の隅からプロレス業界の盛り上げに貢献できたらばと思います。